ゆ・ら・らは築約20年となり、空調の改修が喫緊の課題でした。改修（修繕）の国庫補助がない中で、見積は５千万円（機器の取替のみ）を超える高額なものとなっていました。
懸案の空調改修にも適用される補助事業のZEB化事業を見つけたが、当該施設はガラス張りの建築物であることからZEB化が可能かどうかの判断ができず、また、ZEBプランナーといったZEB化に詳しい相談相手がいませんでした。そんな中、公共建築物ZEB研修会に参加し、そこで講師をしていたZEBプランナーにゆ・ら・らのZEB化について相談し、簡易調査の結果、ZEB化実現の可能性があることが判明しました。さらに、WEBPROによるZEB評価を実施することで、本施設でZEB実現が可能であると確証を持つことができました。
事業費が高額ではありましたが、「補助金を活用することで実質負担額を大幅に低減できること」「照明等の設備も数年後に更新が必要であったこと」「光熱費が高いことが課題となっており、ZEB化を実現することで光熱費の抑制を行うこと」を説明することで、町内の理解を得ることができました。